サーチコンソールを開いても、何を直せばいいか分かりません

ホームページを作ったときに、サーチコンソールという名前を聞いた方は多いと思います。制作会社に言われて登録はしたけれど、画面を開いてもよく分からないまま閉じている、という話をよくうかがいます。

実際、あの画面は情報が多すぎます。グラフが4本重なっていて、下に表がずらっと並んでいて、どこから見ればいいのか手がかりがありません。

この記事では、見る場所を絞ります。結論から言うと、最初に見るのは4つの数字だけです。そして、その組み合わせで直す場所が決まります。

サーチコンソールは、検索した人の動きだけを見ています

まず役割をはっきりさせます。サーチコンソールは、Googleで検索した人が、あなたのホームページをどう見たかを教えてくれる道具です。

ホームページに来た人が何をしたか、どのページを何秒見たかは分かりません。それは別の道具(アナリティクス)の担当です。サーチコンソールは検索結果の中での話だけ、と覚えてください。

ですので、見るべき場所も1か所です。左のメニューにある「検索パフォーマンス」だけで、当面は足ります。ほかのメニューは、何か問題が起きたときに開けば構いません。

4つの数字を、お店に置き換えます

検索パフォーマンスを開くと、上に4つの数字が並んでいます。この4つを、路面のお店に置き換えると分かりやすくなります。

表示回数 = 店の前を通りがかった人の数

クリック数 = 実際に店に入った人の数

CTR(クリック率) = 通りがかった人のうち、入った人の割合

掲載順位 = その通りで、あなたの店が何番目に目に入るか

この置き換えができると、数字の意味が変わってきます。表示回数が多いのに入店が少ないなら、店構えか看板の問題です。通りがかりが少ないなら、そもそも人の流れがない場所に店を出していることになります。

もう1つ大事なのが掲載順位です。1番目に出ているのか、20番目なのかで、同じ看板でも入店率は変わります。数字を単独で見ると判断を誤ります。

組み合わせで、直す場所が決まります

ここが本題です。4つの数字のうち表示回数とCTRの組み合わせを見ると、次にやることが決まります。

表示回数が多くて、CTRが低い。これは検索結果に出ているのに選ばれていない状態です。直すのはページの中身ではなくタイトルです。検索した人が見ているのはタイトルだけですので、そこが響いていないということになります。

表示回数が少ない。そもそも検索結果にほとんど出ていません。この場合はタイトルをいくらいじっても変わりません。その話題について書いたページがない、あるいは内容が薄いと考えてください。

表示回数もCTRもあるのに、問い合わせが増えない。検索の部分は動いていますので、ホームページに入ったあとの問題です。ホームページを作ったのに問い合わせが来ませんで、そのあたりを整理しています。

クエリとページを切り替えて見ます

画面の下のほうに表があり、タブで切り替えられるようになっています。最初に見るのは2つだけです。

「クエリ」は、検索した人が打ち込んだ言葉です。自分では思いつかなかった言い方で来ている人が、けっこういます。ここに出てくる言葉は、お客様が実際に使っている言葉ですので、ホームページの文章に混ぜる価値があります。

「ページ」は、どのページが検索結果に出ているかです。思っていたページと違うページが出ていることもあります。力を入れたページが出ていないなら、その理由を考える入口になります。

この2つを見比べると、ずれが見えてきます。お客様が使う言葉と、こちらが使っている言葉が違うというずれです。ここを埋めるのが、いちばん手応えのある改善になります。

地図の検索は、別のところで見ます

ひとつ注意があります。「〇〇市 業種」で検索したときに出てくる地図の部分は、サーチコンソールには出てきません。

地図の中での見え方や、そこから電話がかかった回数は、Googleビジネスプロフィールの側で見る数字です。店舗や事務所をお持ちなら、こちらのほうが先に効く場面もあります。近くで検索したときに地図に出てこないのはなぜですかもあわせてご覧ください。

サーチコンソールは検索結果、ビジネスプロフィールは地図。2つは別の窓口と考えると混乱しません。

制作会社に登録してもらった場合は、権限を確認します

ここでつまずく方が一定数いらっしゃいます。サーチコンソールは登録した人のアカウントに紐づきます。制作会社が自社のアカウントで登録していると、こちらからは画面を開けません。

その場合は、自分のGoogleアカウントに権限を追加してもらうようお願いしてください。作業としては数分で終わる話です。断られる理由も、通常はありません。

これはドメインやサーバーの名義と同じ構図です。自社の資産なのに自社で見られない状態は、あとで困ります。関係が良いうちに整えておくのが安全です。

ご自身で登録する場合も、会社の代表的なGoogleアカウントで登録してください。担当者の個人アカウントで登録すると、その方が辞めたときに引き継げません。

毎日見る必要はありません

登録したばかりのころは、つい毎日開いてしまいます。ですが、データの反映には時間がかかりますし、1日単位の上下には意味のない揺れも含まれます。

おすすめは月に1回です。期間を3か月くらいに広げて、表示回数とCTRの並びを眺める。それで傾向は見えてきます。

そして、直すのは1か月に1〜2か所にしてください。いくつも同時に変えると、どれが効いたのか分からなくなります。タイトルを直したなら、次の月まで待って数字を見る。この繰り返しが結局いちばん速いです。

月に1回、この順番で見ます

1 期間を3か月に広げる

2 表示回数が多い順に並べる

3 そのなかでCTRが低いページを探す

4 そのページのタイトルを見直す

5 翌月まで待って、数字を比べる

まとめ

サーチコンソールは、検索した人の動きだけを見せてくれる道具です。見る場所は検索パフォーマンス、見る数字は表示回数、クリック数、CTR、掲載順位の4つ。

表示回数が多くてCTRが低いならタイトル、表示回数が少ないなら記事そのもの。数字の組み合わせで、直す場所が決まります。

むらたすでは、東葛エリアの中小企業・個人事業主の方向けに、サーチコンソールの数字を一緒に読んで、次に直す場所を決めるところまでお手伝いしています。数字を見るのが目的ではなく、問い合わせが増えるのが目的です。そこを外さないように進めます。

「開いてみたけれど、どこを見ればいいか分からない」の状態で構いません。画面を一緒に見ながら整理しましょう。

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