AIが書いた文章をそのまま載せてもいいですか。順位は下がりません

AIに書かせた文章を、そのままホームページに載せてもいいのでしょうか。
最近いちばん多いご質問です。

心配されているのは、たいてい同じ点です。検索順位が下がるのではないか。もう1つが、そんなことをして怒られないか。

先に結論を申し上げます。AIを使ったこと自体で順位が下がる、という扱いにはなっていません。ただし、そのまま載せると別のところで困ることがあります。

使うこと自体は、問題にされていません

Googleは、生成AIによるコンテンツについての考え方を公開しています。

そこで問題とされているのは、ユーザーにとっての価値を付加することなく大量のページを生成することです。道具を使ったかどうかではなく、出てきたものが読む人の役に立つかどうかを見ています。

あわせて、正確性、品質、関連性を優先することが求められています。本文だけでなく、タイトルや説明文、画像の代替テキストまで含めての話です。

ですので、道具の話で悩む必要はありません。悩むべきは中身です。手で書いた文章でも、中身が薄ければ同じ評価になります。

もう1つ、Googleは、コンテンツがどのように作成されたかを読者に伝えることで、読む人に文脈が伝わりやすくなる、とも書いています。隠さなければならないもの、という扱いではありません。

この点を気にされる社長は多いのですが、そもそも読む人は道具を気にしていません。自分の困りごとが解決するかどうかを見ています。

見られているのは、こちらです

見られていないもの → どの道具で書いたか

見られているもの → 読む人にとって役に立つか

見られているもの → 書いてあることが正確か

見られているもの → そのページが誰のために作られたか

道具ではなく、出てきたものが見られています。

危ないのは「量を作るだけ」になったときです

逆に言えば、線が引かれているのはここです。

キーワードを変えただけのページを50本、100本と作る。中身がほとんど同じものを地域名だけ変えて並べる。こういう使い方は、以前から問題とされてきたやり方と変わりません。道具が新しくなっただけです。

ご相談のなかでも、「これで毎日更新できますね」と言われることがあります。気持ちは分かるのですが、更新の本数が増えても、読む人にとっての価値が増えていなければ意味がありません。

本数より、1本が誰の何を解決しているか。ここは以前とまったく同じです。

実際にご相談をいただくのは、たくさん出したあとで問い合わせが増えなかった、という段階が多いです。増えないのは本数が足りないからではなく、言い方はキツメになりますが、書いてある中身が誰にも刺さっていないからです。

そのまま載せると、別のところで困ります

順位の話とは別に、実務で起きることがあります。3つ挙げます。

1つ目が、事実が違っていることです。もっともらしい文章のなかに、事実でないものが混ざります。とくに料金、期間、法令に関わる記述なんかは危ないです。お客様はそれを読んで問い合わせてきますので、違っていれば最初のやり取りでつまずきます。制度が変わったばかりのテーマでは、古い内容がそのまま出てくることもあります。

2つ目が、自社の話になっていないことです。一般論としては正しいのに、御社がやっていないサービスの話が入っていたり、対応エリア外の話が書いてあったりします。読んだ方は、書いてあるとおりに期待して連絡してきます。断ることになると、お互いに時間を使うことになります。

3つ目が、どこも同じ文章になることです。同じ道具に同じような指示を出せば、似たものが出てきます。同業のページと見分けがつかなくなると、選ぶ理由がなくなります。価格で比べられるだけになり、いちばん困る形になります。

載せる前に見るところ

1 金額・期間・数字に、出どころを言えないものがないか

2 自社がやっていないことが書かれていないか

3 対応できないエリアの話が入っていないか

4 お客様に実際に話すときの言葉になっているか

この4つだけでも、事故はかなり減ります。

人がやる部分は、3つに絞れます

では、どこまで人がやるのか。全部書き直すのでは意味がありませんので、絞ります。

事実の確認。数字と固有名詞は、必ず出どころを見てください。ここだけは人がやるしかありません。分からないものは、書かずに落とすのが安全です。

自社の事情を入れる。実際にあったご相談、断ったこと、うちではここまでやります、という線。これは社内にしかない情報です。出てきた文章に足していきます。

語尾と温度をそろえる。お客様と話すときの言い方に直します。堅い言い回しが続いているようなら、普段使っている言葉に置き換えてください。

この3つをやると、同じ道具から出てきたものでも、読んだときの印象がまったく変わります。

時間で言えば、1本あたり15分から20分ほどです。ゼロから書くことを思えば、はるかに軽く済みます。全部を自分で書くか、全部を任せるか、という二択で考える必要はありません。

社内で使うなら、入れるものにも注意が要ります

出てきたものをどう使うかの前に、何を入れるかという問題もあります。お客様の個人情報や見積書をそのまま入力してよいのか、という話です。

こちらは別の記事で整理しています。AIに社内の資料を入れるのが怖いもあわせてご覧ください。使う前に決めておいたほうがよいことをまとめています。

入れるものと出てきたもの。どちらも社内でルールを決めておくと、担当者が替わっても同じやり方が続きます。使い始めてから慌てるより、先に紙に書いておくほうが早いです。

まとめ

AIで書いた文章をホームページに載せること自体は、順位を下げる要因として扱われていません。見られているのは、読む人にとって価値があるか、正確か、誰のために作られたかです。

危ないのは、価値を足さないまま量だけ増やす使い方です。そして、そのまま載せると、事実の誤り、自社の話になっていない、どこも同じ文章になる、という3つが起きます。

人がやるのは、事実の確認、自社の事情、語尾と温度の3つです。ここを通せば、道具として頼りになります。

むらたすでは、御社でAIをどこまで使うか、どこから人がやるかの線引きからご相談を承っています。使わないほうがよい場面があれば、そうお伝えします。

道具そのものに良い悪いはありません。使い方で結果が変わるだけです。

まずは、いま載せている文章を1本だけ読み返してみてください。数字の出どころが言えるか、自社の言葉になっているか。この2つを見るだけでも、直すところが見えてきます。

この記事のようなこと、まるごと相談できます

むらたすは、HP・AI・集客・発信の困りごとを「まだ何を頼むか決まっていない」段階から相談できるデジタル顧問です。初回のご相談は無料です。

無料で相談してみる LINEで相談する

\ 最新情報をチェック /