ホームページは作り直すべきですか。直して使えることのほうが多いです
そろそろホームページを作り直したほうがいいですか。
これは本当によくいただくご質問です。
結論から申し上げます。作り直しが必要な会社は、思っているより少ないです。多くの場合、直して使えます。
分かれ目は、古いのが見た目なのか、中身なのか、土台なのかです。ここを分けないまま「古いから作り直す」と決めると、同じ悩みをもう1回抱えることになります。
古いには3種類あります
まず、何が古いのかを分けてください。
見た目が古い。色使いや文字の大きさ、写真の雰囲気。これは直せます。
中身が古い。載っている情報が昔のまま、料金が変わっている、載せていないサービスがある。これも直せます。
土台が古い。スマホで見ると崩れる、自分では1文字も直せない、住所の欄が鍵のマークになっていない。ここが問題なら、作り直しを考える段階です。
ご相談の入口はたいてい「見た目」ですが、話をうかがっていくと本当の困りごとは別のところにあります。見た目を直しても問い合わせは増えません。増えるとしたら、それは中身が変わったからです。
見た目が気になるのは、社長ご自身が毎日見ているからでもあります。はじめて訪れた人は、そのページを見るのが1回目です。見慣れて飽きているのは作った側だけ、ということがよくあります。
ですので、まず切り分けてください。誰が困っているのか。自分が気になっているのか、来た人が困っているのか。この2つは別の問題です。
どれに当たりますか
□ 見た目が古い → 部分的に直せます
□ 中身が足りない → 書き足せば済みます
□ スマホで崩れる → 直せる場合と、作り直しの場合があります
□ 自分では1文字も直せない → 作り直しを検討します
下の2つに当てはまらないなら、作り直さなくて大丈夫です。
中身が足りないだけなら、作り直しても同じです
いちばん多いのがこの誤解です。
新しく作れば問い合わせが来るのではないかと期待されるのですが、新しい入れ物に古い中身を移しても、結果は変わりません。
実際、作り直した直後は気分が上がります。ところが3か月もすると、また同じ状態に戻ります。載せる中身を増やす仕組みを作らなかったからです。
費用の面でも差が出ます。作り直しはまとまった額が一度に動きますが、書き足すのは今日からでもできます。同じお金をかけるなら、書き足すほうに回したほうが返りが早い場面は多いです。
問い合わせが来ない理由そのものについては、ホームページを作ったのに問い合わせが来ないにも書いています。作り直しを決める前に、そちらを先に見ていただくほうが早いかもしれません。
土台が古いと、直すほうが高くつきます
反対に、作り直したほうがよい場合もあります。
1つ目がスマホで崩れるものです。いまは大半の方がスマホで見ています。文字が小さくて指で拡大しないと読めない状態だと、その時点で離れます。
2つ目が自分たちで直せないものです。1文字変えるのに制作会社へ依頼して費用がかかる形だと、更新は止まります。止まれば古くなります。この構造自体を変えないと、何年たっても同じです。
3つ目が通信が暗号化されていないものです。ブラウザで開いたときに「保護されていない通信」と出ていないか確認してください。出ているなら、閲覧した方に警告が見えている状態です。
問い合わせフォームがあるページでこれが出ていると、入力をためらわれます。せっかく興味を持った方が、最後の一歩で止まっているかもしれません。
この3つに当てはまる場合、部分的に直そうとすると、あちこち手を入れることになって費用がかさみます。直すほうが高くつくなら、作り直しのほうが安いという判断になります。
判断の順番
1 スマホで自社のページを開いてみる
2 「保護されていない通信」が出ていないか見る
3 自分で1行直せるか試してみる
4 この3つが問題なければ、中身を足す話に切り替える
見た目の好き嫌いは、いちばん最後に考えてください。
作り直すなら、先に押さえるものがあります
作り直すと決めた場合、着手の前に確認しておくものが3つあります。
ドメインの名義。いまのアドレスを使い続けるなら、それが誰の名義で管理されているかを先に確かめてください。ここが他社のままだと、後で動かせません。
いまのデータ。写真、原稿、これまでに書いた記事。新しいほうへ持っていけるかを確認します。記事はURLが変わると検索の評価が引き継がれないことがありますので、扱いを決めておいてください。
原稿を誰が書くか。ここがいちばん止まります。デザインは進んでも、中身が来ないまま何か月も動かない例は珍しくありません。作り直しの見積りに、原稿を書く工数が入っているかを確認してください。
相見積もりは、同じ条件で出してもらいます
作り直すと決めたら、複数の会社に声をかける方が多いと思います。ここでよくあるのが、出てきた金額が比べられないという状態です。
安く見える見積りは、たいてい何かが入っていません。逆に高く見えるほうに原稿の作成が含まれていることもあります。中身が違うものを金額だけで並べても意味がありません。
そろえる条件は4つです。ページの数、原稿を誰が書くか、写真を誰が用意するか、公開したあとの保守が入っているか。この4つを先に文章にして、同じ紙を各社に渡してください。
これをやるだけで、返ってくる見積りの精度が変わります。作る側にとっても、条件がはっきりしているほうが見積りやすいはずです。
そして、いちばん安いところを選ばないようにしてください。作ったあとに何年もつきあう相手です。連絡が取りやすいかどうかのほうが、金額より効いてきます。
まとめ
ホームページを作り直すべきかどうかは、古いのが見た目か、中身か、土台かで決まります。
見た目と中身なら、直して使えます。スマホで崩れる、自分で直せない、通信が暗号化されていない。この3つに当てはまるときが、作り直しを考える段階です。
そして作り直すなら、ドメインの名義、いまのデータ、原稿を誰が書くか。この3つを先に決めてください。決めずに始めると、途中で止まります。
むらたすでは、いまのホームページを見せていただいて、直すべきか作り直すべきかの判断からご相談を承っています。作り直しをすすめない、という結論になることもあります。
まずは、ご自身のスマホで自社のページを開いてみるところからです。文字が読めるか、電話番号が押せるか、問い合わせまでたどり着けるか。この3つを見るだけでも、判断はだいぶ進みます。
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